昨日、
を書きました。
そのあと、立場を変えるのもいいかもと思い、今日は
- 妻への感謝の気持ち
というタイトルで書こうと思います。
子供ができないことで申し訳ない気持ちに
まず、私たち夫婦に子供がいないのは、妻である私が原因です。
詳しくは、
に書いてあります。
もしかしたら自然妊娠するかもしれないと密かに希望を持ってはいましたが、私の心は、
- 夫に申し訳ない
という気持ちで常にいっぱいでした。
申し訳ないという気持ちの中には、
- 夫は私と離婚した方が幸せになれるのでは?
という思いがあったので、
- もし夫が離婚したいと思ったら、いつでも離婚に応じられるようにしておこう
とも思っていました。
夫に危機が訪れた
そのまま月日は流れ。
結婚して10年目を迎えたある日のこと、夫の寝言が増えてきたことに気づきました。
しばらくすると、寝言で叫んだり、大声で怒ったりするようになり、寝言はどんどんひどくなっていったのです。
私は心配になり、寝言で怒っているときに夫を起こして、
- どんな夢見てたの?
と夫に聞きました。
すると、夢の中でも怒っていて、怒っているときの言葉がそのまま寝言になっているようでした。
夫に仕事で何かあったのかと聞くと、実は会社でトラブルに巻き込まれており、それが大きなストレスになっていることを話してくれました。
夫の話しを聞いた限りでは悪いのは相手なのですが、その相手は直属の上司だったので、私は
- とにかくすぐに夫が会社を辞めること
を勧めました。
自分が悪くないのに会社を辞めるのは納得がいかず夫は悩んでいましたが、すぐに決断し、まずは社内異動先、それがダメなら転職をすることを決めたようです。
それから数カ月後、運良くアメリカに異動先を見つけ、夫婦で一緒にアメリカへ引っ越したのです。
アメリカでの生活がはじまってからは夫が寝言を言うことはなくなり、夫のストレスはなくなったようです。
夫から感謝の言葉
そして、数年経ったある日のこと。
何を話していたのかは忘れてしまったのですが、夫が、
- ラムレーズンは僕のコンサルタントだから
というのです。
- なんのコンサルタントなの?
と聞くと、
- 僕の人生のコンサルタント
というのです。
何を言っているのかよくわからず詳しく聞きました。
すると、夫が寝言で叫んでいたときに、
- すぐに会社辞めた方がいい!
と勧めてくれなかったら、あのあとメンタル崩壊して病気になっていたと言うのです。
だから、
- とっても感謝しているんだよ
といってくれたのです。
その言葉が嬉しくて嬉しくて、私は今でもその時の状況をはっきりと覚えています。
子供のいない私たち夫婦には、子供という目に見えるカスガイはありません。
でも、目に見えない絆は、少しずつ少しずつ強くなっていっているのだと思います。
これからも、お互いにありがとうという気持ちの積み重ね、続けていけたらなーと思っています。