毎朝、まったりとコーヒーを飲むのが楽しみです。
酸味が少ない自分好みのコーヒー豆を買っていますが、コーヒーのブランドや種類にこだわりはなく、近所のスーパーで買えるブレックファーストブレンドをいつも飲んでいます。
それでも、毎朝、美味しいと思えるのだから不思議です。
たぶん、家の中を掃除し終わり、綺麗になったところで、ご褒美としてコーヒーを飲む。
この行動がコーヒーをより美味しくさせ、さらには、人参につられて走る馬のように掃除をするので、掃除をすることも楽しくなっているのでしょう。
我ながら、単純すぎる脳みそです(笑)
で、このコーヒーと似ていることに食事があります。
- 今日も1日よく働いた!
という夫の気持ちと、
- 今日も1日お疲れ様でした!
という私の気持ちで、食事をいただきます。
特に金曜日の夜の食事は、一週間の終わりなので、一番楽しい食事になるのです。
ところが、その金曜日の食事に、美味しいものを求めすぎるあまり、美味しいと評判のレストランへ行ったり、希少価値のある食材やお酒を買ったり。
その延長線上で、
- 世界の美味しいものを食べつくそう!
とまで思ってました(^_^;)
でも、コーヒーと違って、人の舌って美味しいものにすぐ慣れるのですよね。
海外で食べたとびきり美味しいものを真似して自宅で作っても、毎日は食べれないし、すぐに飽きてしまいます。
それに、こだわればこだわるほど、食材が高くなるので、お金だって続きません。
そんなとき、昔買ったレシピ本や、新しくKindleで買ったレシピ本から、今まで作ったことのなかったレシピを選ぶようにしたのです。
今までは、材料と作り方を見て、美味しそうだと想像できる味のものを選ぶ傾向がありました。
それをやめたということです。
するとどうでしょう、
- この組み合わせでこんな味?!
とびっくりするのですが、新鮮で美味しいのです。
少し前に見つけたポジティブ心理学の公演、
- TEDxBloomington – Shawn Achor – “The Happiness Advantage: Linking Positive Brains to Performance”(本家、公演のビデオ、英語)
- 「幸せの9割は脳が決めている」 心理学が解き明かす、21日間でポジティブになれる方法(日本語で要約された文章)
の中でも言われていますが、
成功する度に脳は、成功の定義を再設定します。良い成績を取ればもっと良い成績を取る。良い学校に入れば、さらに良い学校に入る。良い仕事に就いたらさらに良い仕事に。販売目標を達成したらさらに目標を上げる。幸せが成功の向こう側にあるのなら、脳はいつまでたどり着けません。
のように、人は常に目標を今以上の上に設定します。
これは、
- 成功したら幸せになれる
と思っているからです。
料理も同じで、過去の美味しいものを食べたことが脳にすり込まれ、それ以上の味を求めるのでしょう。
でも、今まで食べたものに脳は支配されているので、想像できる範囲でしか料理をしなくなるのです。
そのため、
- 今まで食べたことのない味の料理を作る
のように変えることが、別な意味での楽しみになるとは想像もつかなったのです。
食材が新鮮かどうか、食材が旬かどうか、食材の調理の仕方、食材の組み合わせ、調味料の組み合わせの微妙な違い、産地などなど、数え切れないほどの違いがあることにも気づきました。
上を見ているだけだと、先は難関になるばかりですが、必ずしも上だけに幸せがあるわけではない、ということなのでしょう。
前だけでなく、右向いたり、左向いたり、後ろを向いたり。
自分の幸せの方向は、自分で決める。
そして、後悔のない人生にしたいと思います!