少し前、24回目の結婚記念日を迎えました。
今年はコロナなので、自宅でシャンパンを飲みつつ。
「こんなに長いこと一緒にいてくれて、ありがとねー!」と、握手したりハグしたり(笑)
そんな結婚記念日でした。
ところで、最近感じていることが一つ。
それは「言い訳」について。
生きていれば、数えきれないほど、様々な壁にぶつかります。
若いときは、進学や就職に悩み。
社会人になると、結婚や出産に悩み。
社会人が長くなると、リタイヤ、老後資金、そして第2の人生なんてものもあるのです。
これは、どんな人にもあることで、問題や悩みのない人生なんてあり得ません。
でも人って前向きな生き物です。
壁があれば、それを乗り越えようとし。
悩みがあれば、その悩みをなんとか解決しよう努力します。
ところが、その問題の原因について考えたとき。
例えば、わが家のようなアラフィフ夫婦に身近なコトでいうと、老後の資金。
「老後の資金が貯まっていないのは、〇〇だから」のように。
〇〇には、家のローンだったり、不妊治療だったり、妻や夫が浪費家だったり。
お子さんのおられる方だと、子育てや子供の教育費だったり。
色々考えられます。
確かに、そうなんだと思います。
でも、この〇〇を、口にしてしまったり、ブログに書いてしまったりすると。
将来、孤独を感じる可能性、高いように思います。
どういうことかというと、問題の原因は「自分ではない」と言っているからなんです。
だって、家を買うことを決めたのは、自分ですよね?
不妊治療をすることを決めたのも、自分。
結婚すると決めたのも、自分。
子供を産もうと決めたのも、教育費にお金を使うと決めたのも、自分なんです。
話しは変わりますが。
自己破産するのが一番多いのは、40代なのだそう。
続いて、50代です。
これは、データで出ていることです。
私の周りでも、破産した夫婦はみんな40代でした。
そして、それらの夫婦に特徴的なことは、現状把握ができないということ。
特に、借金を直視できない傾向が強く。
中でも、住宅ローンが借金だという自覚がありません。
40代にもなると、早期退職やリストラだってありますし、病気だってするでしょう。
女性の場合は更年期がありますから、病気したことがない人でも、体調が優れず病院へ行く回数が増えます。
すると、住宅ローンがあって、収入ギリギリで生活していると。
何か問題が起こったとき、一気に自己破産への道を転がり落ちます。
不思議なことに、破産した夫婦は、見事なまでに「言い訳」します。
そして決まってその「言い訳」は、問題の原因は自分以外のところにあると主張するんです。
私は妻側の話しを聞くことがほとんどですから、大抵、その原因は夫になります。
あとは子供です。
その原因にされた方は、どんな気持ちになるでしょうか。
普通だと、傷つきますよね。
そして、自分にせいにされた人の心は、徐々に離れていきます。
また、それをブログに書いたり、友達に話したりしている場合。
何かのきっかけで、そういわれていることに気づくと。
その人に対して、心を閉ざすと思います。
わかりやすく自己破産で表現しましたが。
自己破産までいかなくても、お金の問題を自分以外のところに原因を見つけていると。
身近な人に大切にされません。
身近な人を大切にしていなんだから、当然ですね。
結果、少しずつ時間をかけて、心のボッチができあがります。
実は「言い訳」をする人が気づいていないことが一つあります。
それは、問題の原因は自分にあると考えた方が、楽に生きられるということ。
理由は、自分を変えればいいだけだから。
問題の原因が自分以外のところにあると考える方が、苦労が増えます。
それは、ヒトって、なかなか変われないものだからです。
だったら、自分が変わった方が、簡単ですよね。
問題の原因究明はしっかりと。
でも、その対策を考える時は「他人にしてもらう」ではなく。
「自分でできること」を中心にした方が、楽になります。
そんなことを考えた、24回目の結婚記念日でした。
