子供がいない夫婦の老後、想像したことはありますか?
それは、心豊かで楽しい老後でしょうか?
それとも、1人で寂しい老後でしょうか?
老後不安なことトップ4
老後の何が不安かといえば、
- 身体能力の衰え
- 認知症
- 年金受給、蓄えの少なさ
- お墓、相続
なのだそうです。
そして、これらの不安と密接な関係にあるのが、実は
- 孤独
で、孤独であることが、上に書かれている問題をより大きなものに変えてしまうようです。
(孤独こそ最高の老後参照)
確かにそうだなぁと思います。
- 体があちこち痛くて動くのが辛いのに、1人だと誰も助けてくれない。
- 1人でいると、自分が認知症になったかどうかもわからない。
- 長生きしてお金が底をついたら、1人でどうやって生きていけばいいのかわからない。
- 1人だと、死んだ後の処理をしてくれる人がいない。
1人だと不安が助長されるのがよくわかります。
つまり、老後備えて健康に気を使ったり、お金を貯めたり、終活をしたりも大切ですが、
- 孤独対策
をしておくと、そういった不安は減る可能性があるということです。
孤独とは
では「孤独」にならないために必要なことは何かということですが、その前に、
- 孤独とは何か?
について考えないといけません。
というのも孤独には
- 物理的に1人であること
- 寂しいと思うこと
の2つあるからです。
1つ目の孤独は、友達や恋人いなかったり、配偶者や子供がいなかったりすると、生活するのも、外へ遊びに行くのも1人になり、「孤独=孤立」です。
もう1つの孤独は、物理的に1人である場合もそうですが、友達や恋人をはじめ、結婚していても、子供がいても感じてしまう寂しいという気持ちで、「孤独=孤独感」です。
孤独対策1
物理的に1人の状態を回避するには、案外と色々な方法があるように思います。
まず、
- 恋人を探す
- 友達を探す
- 結婚相手を探す
- 養子を迎える
という方法があります。
ある程度の年齢になると、新しい人間関係を構築するのはとても面倒に思えます。
ですから決して簡単なことは思いませんが、諦めてしまったらそこでゲームオーバーなので、過度に期待をせず、運が良ければ程度の気持ちで取り組むことも必要なのかなと思います。
それに今後は益々高齢者が増えていきますから、高齢者向け出会い系サービスも出て、マッチングは案外と簡単になりそうな気もします。
他には、
- 人の多い場所に住む
というのもありだと思います。
最近はひとり暮らしの人向けのシェアハウスが色々な形で登場していますから、そういった住まいを利用すれば、孤立することはないでしょう。
ただ、ひとり暮らしの人向けのシェアハウスは人気が高く、すでに待ち状態なのだとか。
将来設計はできるだけ早く練った方が良さそうですね。
シェアハウスを利用するのも良いですが、資産のある方は、
- シェアハウスを運営する
という方法もあります。
シャアハウスでなくても、アパートでも良いと思うのですが、自分がそこに住んでいしまえば、管理業務として建物のメンテナンスや掃除で忙しくなりますから、一石二鳥です。
自宅の開いている1室を、部屋を借りることができないシングルマザーや貧乏学生さんに開放して住んでもらうえば、感謝してもらえる上に、物理的に1人にならないわけですから、こちらの一石二鳥です。
これは高齢になるとなかなか難しいかもしれませんが、
- 仕事をする
というのは最良の方法ではと思います。
あとは、
- ボランティアに参加したり、自分で企画する
- 趣味の集まりに参加したり、自分で企画する
- 誰かのファンになる、片思いをする
- ペットを飼う
- 行きつけのキャバクラやスナックや居酒屋を見つける
- 家族や友達のふりをしてくれるサービスを利用する
などもあります。
そうは言っても、物理的に1人を回避するのは難しいという場合は、
- ネットで繋がる
を利用するのが一番なのではと思います。
私はブログを書くのが好きですが、ブログであれこれ書いていると、多少なりとも人との関わりが生まれます。
コメントやメールをいただくと、それだけで元気になれます。
他にも、ツイッターやインスタグラムやフェイスブックなど、無料で利用できるサービスはありますし、Youtubeで好みのチェンネルを見つけてYoutuberのファンになれば1人でいる感覚はなくなると思うのです。
誰かを好きになるというのは、それがたとえ片思いでも、1人ではないと思えます。
孤独対策2
次に、寂しいという気持ちをどうするかということですが、これはなかなかやっかいなようです。
「孤独の達人 自己を深める心理学」によると、孤独は3つあるそうです。
- 非選択的な孤独
- 選択的孤独
- 実在的な深い孤独
非選択的な孤独とは、友達や恋人ができなかったり、長年連れ添った配偶者に先立たれたりと、そうなりたくてなったわけではないけれど、1人になってしまい寂しいという気持ちが募っていく状態です。
選択的孤独とは、物理的に1人であることは非選択的な孤独と同じですが、気持ちの上で孤独を楽しむことができている状態です。
最後の実在的な深い孤独とは、座禅や断食道場など、自己探索に近い形で1人の時間を持つ状態です。
大抵は最初に非選択的な孤独を経験し、次の段階として選択的孤独へ進むことで、最終的には実在的な深い孤独を目指すというのが、孤独を克服するためのステップとして紹介されています。
「「孤独力」で“ひとりがつらい”が楽になる」では、孤独は物理的に1人だから起こるものではなく、心の中が人とも物事とも、何もつながっていない状態の時に起こるものと書かれています。
例えば、ワクワクすることがあれば、それに没頭できますから、1人であったとしても寂しくないはずです。
これはほんの一例ですが、他にも心のつながりを開拓する方法が紹介されています。
ここでは上記の2つの本をまとめてしまいますが、寂しい気持ちを持たずに生活するには、
- ひとりでいることを恥ずかしいと思わない
- 普通であることに囚われない
- 偽りの自分を演じない(ありのままの自分でいる)
- 人の多様性を受け入れる(自分の多様性も受け入れることができる)
- 本音を持つ(人に言わなくてもよい)
- 今現在に集中する
- 目的意識を持つ
- 没頭できることを探す
- ワクワクを大切にする
- ペットを飼う
などがあります。
さいごに
私は子供がいない主婦で、仕事は在宅でお小遣い稼ぎ程度な上に友達がほとんどいません。
このまま年を取ると、夫に先立たれた時点で孤立します。
孤立すると同時に孤独感が押し寄せてくるのは容易に想像できるので、その心づもりはしておかきゃと思っています。
今のところ、没頭できることを多く持つことにフォーカスしていますが、高齢になってからもその気持ちを持ち続けることができるのかはわからないので、それ以外のことも少しずつ試してみようと思っています。