子供のいない夫婦の私達が実際にした親孝行これからしたい親孝行

世間一般では

  • 親に孫の顔を見せることが一番の親孝行

なんて言われています。

確かに、孫がいれば、両親はさぞかし喜ぶと思います。

でも、孫は親孝行の一つではありますが、子供のいない夫婦だからこそできる親孝行というのもあると思うのです。

今回は、子供のいない夫婦にとっての親孝行について書こうと思います。

スポンサーリンク

母の最期の願い

少し、暗い話しになってしまいますが、私の実母は4年前に亡くなりました。

原因は肺癌でした。

肺癌とわかってからの2年間は、普通の生活が送れていたのですが、最期の1年間は、ほとんど病院で過ごしていました。

その、母が病院で過ごしていたときですが、

  • 病院は一人で寂しいし怖い

というのです。

ご存知の通り、肺癌は肺に癌ができるので、呼吸困難で亡くなる方がとても多い病気です。

そんな現実を突きつけられたら、誰でも恐怖を感じます。

いつも気丈な母でしたが、私には、母のその言葉が、

  • 私に対する最後のお願い

のようにも聞こえ、私は

  • 母へ付き添い

することにしたのです。

母が病院へ入院すると、毎回近くのホテルに部屋を取り、病院へ通いました。

参考までにですが、今どきの病院は付き添いは許可されないことが多く、母が入院していた病院も、付き添いは許可されていなかったのですが、

  • 個室

であれば、かなり融通が効きました。

朝は病院のオープンと共に部屋に入り、夜は病院が閉まる直前に外に出て、歩いて5分のホテルに戻って寝るという生活でした。

病院側は、ドアが一旦閉まると開けられないけれど、それでも構わなければ、泊まっても問題ないでしょう、といってくれました。

そして、私には兄がいますが、兄も結婚していますが、子供がいません。

その兄は家からですが、昼前に来て、夕方に家にもどるという生活をほぼ毎日していました。

そして、母が、いよいよ化学療法もできない状態になった最後の3ヶ月間は、病院で緩和治療をしてもらいつつ、兄と私とで、3週間交代で完全に付き添いをしました。

簡易ベッドですが、母の部屋に一緒に寝泊まりしていたのです。

そんな状態を続けていたので、母のお見舞いに来た人は、

  • いつも○○くんと○○ちゃんがいるから安心ねー

と母に言うのでした。

そして、母は、その言葉に、いつも嬉しそうにうなずいていました。

24時間、兄か私のどちらかが付き添っていたというのは、兄も私も子供のいない夫婦だったからできたことだと思うのです。

正直、肉体的にも精神的にもとても辛かったのですが、私が母にできた最後の親孝行だったと思っています。

義母への親孝行

1年近く、実母への親孝行をさせてもらい、夫には感謝してもしきれない程ですが、現実的な話として、

  • お金

もたくさん使いました。

私はアメリカに住んでいて、月に1回のペースで飛行機で日本へ往復していましたし、病院のすぐ近くで泊まっていた東京都内のホテル代も結構な額でした。

そんなこともあり、しばらくすると、夫も義母に親孝行して欲しいと思うようになりました。

でも、夫はサラリーマンなので、親孝行したいと思っても、私の兄のようにはいきません。

それに、夫に親孝行のことを話すと、何をしたらいいのかわからない様子です。

そこで、私が親孝行代理人になり、

  • 義母と今後について話しをする

ことを心がけました。

さらに、

  • 実際にお世話をするのは私になるので、して欲しいこととか、して欲しくないこととかあれば、ノートにでも書いておいてください

という話しもしました。

また、今までは、会いに行ったときに義母へお小遣いを渡す程度だったのを、

  • 決まった金額を仕送り

するようにしました。

仕送りをするようになって知ったことなのですが、たまに、義母を一人日本に置いてアメリカで暮らす息子のことを、

  • 冷たい息子だね!

と言ってくる人がいるんだそうです。

でも、それに対して

  • 毎月仕送りしてくれているの♪

と言えるようになったと、喜んでいました。

こちらが予想していたのとは少し違う方向ですが、喜んでくれているのは間違いないようなので、親孝行になっていると思っています。

あとは、義母の調子が悪くなったら、子供のいない夫婦ならではの行動を実行するのみです。

最後に

私は、子供ができず、親に孫の顔を見せてあげられないことをいつも残念に思ってきました。

子供がいたら、母はどんな風に孫を可愛がってくれていたのだろうと、よく想像もしました。

そんなことばかり考えていたので、子供がいないから私は母を喜ばせることはできない、と思い込んでいた部分もあります。

でも、いざ、母の余命が宣告されると、子供がいるとかいないとか、そんなことはまったく関係なく、私ができることを、お世話になった母にできることを、感謝の気持ちを持ってただするだけでした。

そして、母は私のその気持ちを喜んでくれたと思っています。

子供のいる夫婦だからできる親孝行もあると思いますが、子供のいない夫婦だからこそできる親孝行も、別な形で絶対にあるはずです。

今後もそう信じて、義母への親孝行を考えていきたいと思っています。

スポンサーリンク
スポンサーリンク