拘り

みなさんは「拘る(こだわる)」という言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?それは良いイメージでしょうか、悪いイメージでしょうか。これからは女性も手に職をという時代に育ったので、私は良いイメージを持っています。でも以前、編み物を教えていたとき、毛糸について質問されたことがあります。「使う毛糸によって編み上がりが違うので、綺麗に仕上げたければ毛糸の選択は慎重にした方がいいかもしれません」という回答をしたら、「あー、拘っちゃう人なんですねー」と言われたことがあります。明るい調子ではなく暗い感じでしたから、その人は拘りに悪いイメージを持っているのだとわかりました。

ただ、趣味の世界では拘りがあってもなくても、人それぞれ楽しめればいいと思いますが、仕事となるとそうはいきません。今は専門性を問われる時代で、それも1つではなく、2つ、3つと、専門性を持ち、それらを上手に組み合わせて自分自身をプレゼンできる人に仕事が集まります。

では、楽しく幸せに生きるという意味での拘りはどうでしょうか。拘った方が幸せになれるのか、拘らない方が幸せになれるのかよくわかりません。ただ、楽しく生きることだけ、あるいは幸せになることだけに拘るのは、良い方法ではなさそうということはわかります。人はどんなことにも慣れてしまう生き物なので、「楽しい!」や「幸せ!」と思う瞬間は永遠に続きません。楽しいと思っても、その状態がしばらく続けばそれが普通になってしまうので、しばらくするとまた楽しいを求めることになるのです。永遠に楽しいことを求め続けるのでは反対に疲れてしまいます。では、まったく拘りなく暮らすのがいいのかというと、それはそれで自分らしさがなく、アイデンティティや自己肯定感が安定しません。

そこで拘りを、

  • 良い拘り
  • 悪い拘り

の2つに分けて考えています。良い拘りは楽しく幸せな生活に結びつき、悪い拘りはその反対になると考えます。さらに、モノ、ヒト、コトに分けてそれぞれ考えます。

例えば、バッグが欲しかったとします。とても良質な皮でできていて、デザインも凝ったもので、長く使えそうで、値段は10万円です。でも今10万円は手元にありません。結局そのバッグが欲しいので月1万円を10ヶ月貯めて買いました。長く使えるし、毎月お金を貯めて買ったのだから、このバッグへの拘りは良い拘りのように思えます。でも、お金はないけれど欲しいという気持ちになるのは、身の丈に合っていない非常に危険なモノへの拘りとも考えられます。この気持ちがエスカレートすると、10万円が100万円に、100万円が1000万円にとなり、借金をしてローンを組んでまでモノを手に入れるようになります。この典型がローンを組んで家を購入するということで、これは

にも説明されているように、金融資産を保有していない人の7割以上が持ち家という状況になるわけです。

ですからモノに拘る場合は必ず、上から目線です。まずお金を用意し、次に拘ります。拘りの10万円のバッグが欲しいなら、最低でも20万円は貯めてから、拘りの10万円のバッグを買うくらいがちょうどいいと思うのです。必要なものは買うしかないですが、拘ってモノを買う場合は、余裕のあるお金で買うというのが良い拘りではないでしょうか。

次に、ヒトとの関わりの中では、ギバーであることを良い拘り、テイカーであることを悪い拘りに分類しています。ギバーとテイカーは、

という本の中で使われる言葉で、

  • 与えるヒト=ギバー
  • 奪うヒト=テイカー
  • ギブアンドテイクなヒト=マッチャー

と表現しています。本の内容をものすっごく簡単に言ってしまうと、「ビジネスの世界で成功するためにはギバーになれ!」という内容ですが、実は本題とは別なところで気になる箇所がありました。それは

  • ほとんどの人はプライベートでは家族や友人に対してはギバーになることができているが、ビジネスの世界でギバーになれる人は少ない。

と書かれているのです。みなさんは家族や友人に対してギバーですか?私はマッチャーです。ギバーでいると、相手がテイカーだった場合、すごく損した気持ちになるからです。

でもこの本を読んで、もう年齢も年齢だし、ギバーになってみるのもいいんじゃないかな、と思いはじめました。なので、ギバーであることを良い拘り、テイカーであることを悪い拘りとして、今後は家族は本当に親しい友人に対してはギバーになれればと思っています。

さいごにコトに関しては、前回書いた「違いのわかる女」になることが良い拘り、ジャッジして上下に拘ることを悪い拘りに分類しています。

意味なく拘るのは固執ですから良くありませんが、拘ることそのものは決して悪いことではありません。むしろ、生きていく上で必要なことです。でも、拘りは他人とは関係ない、自分の心の中の要素ですから、ひっそりと拘りを楽しむのが上手な生き方なのかなと思います。そして、私の拘りの分類をご紹介しましたが、みなさんもぜひ、自分の人生、何に拘って生きていくのか、一度考えてみることをおすすめします。


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