変化

もう40年も前になりますが、小学生のとき右腕を骨折しました。暑い夏にギブスをして30日間、我慢我慢の日々を過ごし、無事ギブスが取れたとき、私の右腕は骨と皮になっていました。まったく使わなかったことで筋肉がなくなってしまったのです。今は骨折してから割と早い段階でリハビリをはじめるのでそんなことにはならないようですが、40年も前のことですから、それが普通だったのだと思います。子供ながらに、人の体というのは、使わないとあっという間に役に立たなくなってしまうのだと思ったのでした。

それから35年経って45歳になり、ガクッと体調不良を感じました。更年期だと思い一般的な更年期対策を実施しましたが体調は良くならず、血液検査で血糖値に異常はなかったものの糖尿病を疑ってあれこれ調べていくうちに、タンパク質不足と糖質過剰が原因ではないかと思い当たりました。でも、タンパク質不足や糖質過剰は病気ではないので、病院へ行っても診断は出ません。診断が出なければ治療も薬も出してもらえません。自力でなんとかするしかありませんでした。

そんなはるか昔の経験と、つい最近の経験から思ったのは、人の体は一度状態が悪くなると、その状況を元に戻すのはとても大変なのだということ。

骨と皮だけになってしまった右腕は、筋肥大を起こすために筋肉痛になるまで筋肉を使うことがリハビリでした。ギブスを外した直後は1kgの砂袋が持てない状態でしたから、その状態で筋トレするだけでも激痛なのに、それを半年以上続けるのです。でも、ボディービルダーの筋トレと同じで、筋肉というものは少しずつしか大きくなってくれませんから、続けるしかないのです。

タンパク質不足と糖質過剰は、タンパク質不足はタンパク質をたくさん食べて、糖質過剰は糖質オフして済めば簡単だったのですが、現実はそんなに甘いものではありませんでした。タンパク質が不足していたことで、胃腸が弱くなり、体が栄養を吸収する力を失っていました。ですから、タンパク質をたくさん食べても、糖質オフの食事をしても、体調はすぐに良くならなかったのです。プロテインパウダーにビタミンにミネラルに漢方に鍼治療にと、あらゆるものを試して、ちょうど2年経った頃、体調がぐっと良くなったのを感じました。まず、疲れにくくなり、外でキャンプを楽しむことができるまでになりました。今週も犬と一緒に2時間ほど山の中をハイキングしましたが、まったく疲れなかったのには自分でも驚きました。

でもよく考えてみると、健康に限らず、人が何か「変化」したいと思ったら、時間もかかりますが、苦痛も伴うものなのですよね。人の体が突然変化することはないし、治療もなく、薬の副作用もなく、何の苦痛もなく体が健康な状態に戻るということもありません。

長年貯金できなかった人が、いきなり貯金できるようになるなんてこともありません。節約で貯金が増えれば、日本人で節約しない人なんてほぼいないでしょうから、誰だって貯金はできているはずなのに、貯金ができないわけです。ライフスタイルそのものを抜本的に見直したり、収入と支出を徹底的に分析したり、専門家に相談するなど、真剣に考えた上で貯金を増やすしかないのです。貯金も宝くじに当たったり、ビジネスが成功したりしない限り突然増えることがありませんから、こちらも時間が必要です。

長年勤めている職場の環境に不満があるならば、まずは何が原因かを自分で考え、原因別に対策を練り、実際に「変化」を自ら実行しないといけません。その職場の環境がどんなに最悪な状態であっても、不満を持っているのは自分で、自分の不満を他人への不満にすりかえても、文句を言っても、何も状況は変わらないからです。

今の状況を変えたければ、まず、自分が変わらなければ状況は変わらないんだと、最近はそんなことを考えてます。


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