健康を医師に管理してもらう時代は終わった

アラフィフになり、なんとなく体調が芳しくない時期がありました。病院へ行くと体に異常はなく、おそらく更年期でしょうと、更年期障害に効果があるハーブや漢方を使うように言われました。しかし、一向に改善する気配はなかったため、自力で調べることにしました。

最初に調べたのはネット。症状をキーワードに検索し、疑われる疾患をリストアップしました。次に、リストアップした疾患と毎年の健康診断の結果を照らし合わせ、可能性のある疾患を絞り込んでいきました。さらにその疾患に関する本を、西洋医学、東洋医学、栄養分子学、オーソモレキュラー療法など、幅広く読み、行き着いたところは、長年の糖質過多による栄養不足から、胃腸が虚弱になり、体に栄養を吸収できなくなったということ。

試しに、低糖質食+高タンパク食をはじめたのが2017年で、2019年からはビタミンやミネラルのサプリを追加しました。お陰様で現在の体調は完璧と言えるほどの状態で、ジムで毎日筋トレ+有酸素運動を1時間、パソコンに向かうときはバランスボールで体幹を鍛え、車を運転している時は口角を上げる顔の筋トレをするほどまでになりました。2年前までとは別人のような私がいます。

そんな試行錯誤の中、強く感じたことが2つあります。1つ目は、健康とは、体はもちろん、心も良い状態であること。

これは、体調が良くなってわかったことですが、健康になると、気持ちが外へ外へと向くのです。それも、頑張って外へ向くのではなく、自然と外へ向くことができるので、無理している感じがしません。

三石巌先生の「分子栄養学のすすめ」では、健康をレベルで考えます。1を不健康、10を健康とし、今の状態を1から10の中で表現するのです。そして、このレベルの中には、病気の有無に加えて、「幸福であるか」「生きがいを感じて生活できているか」なども含めるべきだと考えておられました。つまり、健康とは、健康か不健康で分けられるものではなく、ましてや、健康診断で病気が見つからないから健康というのは安易すぎるのです。

WHO憲章では、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」と定義されています。(参考資料:健康の定義について

WHO憲章とは国連の組織ですが、日本は1951年に世界保健機関(WHO)憲章の配布を行っているにもかかわらず、未だに、精神的な健康診断が標準であるとはきいたことがありません。

参考までに、これは案外と知られていないことだと思いますが、私が住んでいる米国では健康診断の際、医師と直接話しをし、ライフイベントに関して質問されます。ライフイベントとは、転職、家族との死別、離婚などですが、それらのイベントがあった際は、気持の落ち込みはないか、気力はあるか、イライラしていないかなどの精神状態をかなり細かく確認されます。突発的に病気になったときも、最初に看護師さんからお決まりの質問として、気持ちの落ち込みはないかを確認されるほどです。

強く感じたことの2つ目は、健康になるための方法は人それぞれだということ。

太り過ぎな人を見かけると、不健康そうだと思う方が多いと思います。確かに、太り過ぎな人は過食症傾向にあり、コレステロール値は高く、心疾患にかかる確率も高いでしょう。そんな太り過ぎな人が「最近体調が悪くて~」と話していたら、どんなアドバイスがあるでしょうか。「ダイエットしたら?」が最初に出てくると思います。では、ダイエットをしたら本当に健康になれるでしょうか。

例えば、過食症の人がダイエットをしたら、拒食症になる可能性があります。これは、過食症になる原因が他にあり、その原因が解決されないことには、摂食障害がついてまわるということです。

糖尿病の人がダイエットをしたら、動脈硬化から、脳梗塞をはじめとする血管疾患になる可能性があります。最初に糖尿病を治さないことには、健康になれないわけです。

痩せ過ぎな人はどうでしょうか。パット見、羨ましいし、格好いいと思う人の方が多いでしょう。しかし、フランスではすでに、BMI値が18以下のモデルは活動できなくなったほどで、太り過ぎな人と同様、不健康に分類されるのです。

そして、藤川徳美先生の「うつ消しごはん」では質的栄養失調が提唱されており、これは太っていても、痩せていても、標準体重でも起こりうる不健康な状態です。必要な栄養が体に与えられないと、体重とは関係なく体調不良となり、最終的には病気になると考えられています。痩せていても、太っていても、標準体重でも、不健康な人は多くいるということです。

でも、年に1回の健康診断でわかることというのは、このままの状態が続けば死にますよというレベルのことです。貧血であるかどうかはヘモグロビンの値を見ますが、体に十分鉄分が蓄えられているかどうかは、フェリチンと呼ばれるものの値でないとわかりません。糖尿病かどうかは空腹時血糖値から判断しますが、食後高血糖から糖尿病になる人も多くいます。

他には、その人の体質も影響します。体質なんだから、体質改善すればよいのでは?と考える方もいると思いますが、「体質=遺伝子」と表現すると、簡単に改善できるものではないとご理解いただけると思います。よく、糖尿病は遺伝的な要素が多いと言われますが、生まれつきインスリンが出にくい人というのは存在します。そう考えると、「生まれつきビタミンCの吸収が悪い人」や「生まれつきたんぱく質の吸収が悪い人」というのも存在するでしょう。

そして残念なことに、こういった体質について、お医者さんに相談することは現時点ではほぼ不可能です。これは世界中で同じ状況だと思います。

では、私達はどうしたらいいのかというと、自分の健康は自分で管理するということです。

私が住んでいるエリアでは、オンラインで血液検査をしてくれるラボサイトが登場しています。ネットで注文をすると、近所のスーパーの一角にある部屋で血液を採取してくれ、しばらくすると、ネットで結果が見れるようになります。私も少しまえに貧血かどうかがわかるフェリチンを検査してもらったばかりです。近い将来、日本もこういった仕組みができあがるでしょう。こういった検査が簡単にできるようになれば、健康管理は個人で簡単にできます。

また、今後は医師そのものの必要性も減っていくことでしょう。特に、新しい知識を身に着けようとせず、過去のお決まりの治療のみをしているような医師は、どんどん患者が減ります。

症状から病気を分析するのはコンピュータの方が得意とするところですから、自動診断AIが出来上がれば、さらに医師の必要性は減り、残るのは手術をする医師のみ。その手術もロボット化に加え、遠隔操作も実験的に始まっているので、本当に優秀な医師のみが残っていくことになるでしょう。

今、医療業界は大きく変化しています。人の体についての解明が急激に進んだことと、ネットの普及で情報を得やすくなったことが原因です。信頼できる医師を見つけておくこと。人の体について常に最新の情報を仕入れておくこと。この2つを、若いうちから習慣づけておくことが、健康への近道になるはずです。


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