嫌われる勇気ドラマ化
少し前から心理学の本を読んで楽しんでいますが、アドラーの心理学を対話形式でわかりやすく解説した、
のドラマ化が決まったようですね。
心理学を刑事ドラマ仕立てで解説してくれるようですから、非常に興味深いです。
ところで、
- アドラーの心理学は自己啓発の源流
とも言われています。
今から30年くらい前のことですが、詐欺まがいの自己啓発セミナーが大流行になったことがありました。
私は某大手電機メーカーに勤めていましたが、当時働いていた職場の同僚も数名ハマってしまい、その後、社内で蔓延。
さらに、社内でしつこい勧誘活動をする人が出たため、なんと、社内でその自己啓発セミナーに参加禁止令が出たほどでした。
そんなことがあった時代ですから、私と同じ世代の方々の中には、
- 自己啓発はちょっと…
と思われている方も多いのかもしれません。
最近では、
- 意識高い系
なんていわれていますので、なおさらですね。
自己啓発って宗教なの?
でも、自己啓発と聞くと、
- 宗教じゃないの?
という声も聞こえてきそうです。
人によっては宗教になるかもしれませんが、人によっては、よりよく生きるための1つのツールかもしれません。
あるいは、哲学かもしれないし、単なる心理学という学問の1つかもしれません。
ところで、日本人は極めて上手に宗教のいいところ取りをする人種だと思っています。
赤ちゃんが生まれたらお宮参りをして、初詣には神社や寺院へ行き、結婚式は教会で挙げ、葬式はお寺で、何かがあれば神頼みをします。
これらの行動から、1つの宗教を信仰はしてはいないことは明らかですが、だからといって宗教心がないということではないと思います。
だから、自己啓発が宗教みたいで、ハマるのは怖いと思うのであれば、
- 同じようにいいところ取りをすればいい
と思うのです。
心理学でも、宗教でも、自己啓発でも、哲学でも、色々な方面からのアプローチを知って、自分に合うものだけをピックアップするのは、悪くないことだと思います。
自立 vs 依存
以前、マズローの心理学の本を読んでいたときに、その所属欲求や承認欲求についてわららないことがあって調べていたときに出会った精神科医の方が書かれているブログがありまして、最新の記事に、
というものがあります。
リンクされている記事も含めて読んだのですが、
- 自立と依存の関係について
なるほどーと思わされる内容でした。
アドラーの心理学とは違いますが、現役の心理学の専門家の方の考察ですから、読んでおいて損はないと思います。
特に、子供のいない専業主婦は、夫の依存しているのをやめて、自立したいと思っている方、多いと思います。
もちろん、私もその一人です。
でも、こういう考えた方もあるのだと知ると、
- 人間だから依存することだってあるよねー
と、少し気が楽になります。
何事も、人が何かを感じたり思ったりする裏側には、偏見や思い込み、あるいは勘違いがあるものです。
だから、無理して何かをする必要なんてなくて、自分にしっくりする生き方が見つかったら、それを実行すればいい。
そんな風に思っています。
さいごに
私は、心理学も、宗教も、自己啓発も、哲学も、知識として色々な本を読みます。
今後も読み続けると思います。
それは、自分も、自分の家族も、他人をも含めて、単純に幸せになれればいいなーと思っているからです。
でも、どうしたら幸せになれるのか、それは、決して答えのでないことでもあります。
それでも、続けることで、少しずつでも自分が成長できれば、それだけで充分なんじゃないかなーと思っています。