これはなんでしょう?
ステンレス製のコーヒーカップ?
分解すると、こんな感じに。
小さな穴がたくさんあいています。
答えは、ベトナムコーヒーを淹れるための道具です!
ベトナムコーヒーは、ベトナム風エスプレッソ。
下から、穴の空いたソーサー、穴の空いたカップ、穴の空いた中蓋、そして蓋です。
カップにコーヒーを入れ、中蓋でコーヒーを少し押します。
そして、お湯を入れてコーヒーを蒸し、蒸し終わったら、またお湯を追加します。
詳しい淹れ方は、
がわかりやすいです。
かれこれ10年以上前のことになりますが、英語の先生が「ベトナムコーヒー美味しいよー!」と教えてくれたのです。
飲んでみると、エスプレッソのように極細挽きで、独特な風味のコーヒー。
それ以来、すっかりベトナムコーヒーが大好きに!
ちなみに、アメリカにはベトナム系アメリカ人がたーくさんいます。
そのため、ベトナム料理のお店もたーくさん。
だから、案外と、気軽にベトナムコーヒーを飲むことができるのです。
10年以上経った現在、夫が転職し、仕事でちょくちょくベトナムへ行くようになりました。
ある日、帰りに空港をプラプラしていると、ベトナムコーヒーのセットが売られているのを発見。
「これはいい!」と、お土産に買ってきてくれたのです。
お土産はベトナムコーヒーの道具と、コーヒー豆がセットになっていました。
ベトナムコーヒーは、道具もベトナムコーヒー用のものを使いますが、コーヒー豆も独特。
コーヒー豆のパッケージ、ジャコウネコが印刷されています。
実は、ベトナムコーヒーといえばジャコウネココーヒーが有名なんですね~。
正式にはコピ・ルアクと呼ぶようですが、ベトナムではタヌキコーヒーとも呼ばれているようです。
このコピ・ルアク、ジャコウネコのお腹で発酵したコーヒーが使われるのですよ~。
つまり、ジャコウネコのう○こ?から出てくるコーヒー豆。
「ぎょえー?!」ですよね(笑)
それに、「衛生的に大丈夫なの???」と心配になります。
一応、焙煎する時に菌は死ぬので大丈夫らしいのですが、いまだに疑いの眼。
でも、本物のジャコウネココーヒーは希少で、庶民が手を出せる値段ではないようです~。
以前、ジャマイカへ旅行したとき、本物のブルーマウンテンコーヒーをお土産に買って帰りましたが、それよりも全然高値で取り引きされているようです。
そのため、夫が買ってきたコーヒーは、ジャコウネココーヒーと同じ環境を作って人工的に発酵させたもの。
つまり、偽物?
でも、味は、ジャコウネココーヒーに近いんですって。
ベトナムコーヒーの飲み方なんですが、エスプレッソのように液は少量しか抽出されないので、アイスラテのようにして飲みます。
ただし、コンデンスミルクを使います。
だから、すごーく甘い!
そのため、わが家では、砂糖なしのホットラテで飲んでます。
牛乳の脂肪分と、ベトナムコーヒーの独特の風味が合わさって、濃厚で、んまいのです~。
50年近く生きてきて、初めて知ったベトナムのジャコウネココーヒーの美味しさ。
ということは、世の中には、まだまだ未知な美味しいものがあるんでしょうね~。
これからも美味しいものと出会いたいので、健康で長生きしなきゃ!
なーんて思った、週末でした。