少し前に、
という記事を書きました。
怒りやイライラを専門にするカウンセラーさんの、
- 寂しい、悲しい、焦りなどの細かい感情が積み重なって何かわからなくなってイライラになって、そのイライラが募って怒りになる
- 素直に正直に自分の感情を感じればいい
という話がとても参考になったという内容でした。
そして最近、自分の感情に素直になるということの他にも、怒りやイライラ対策がある事に気づきました。
それは「自立」です。
だいぶ前に書いた記事に、
があります。
私の思う「自立とは」について書いたもので、
- 自立とは、何か問題にぶつかったときにその都度自分で考え、解決するように努力すること。そして、1人で問題解決できないときは、自分以外の人と相談しながら解決をするよう努力すること。
というのがその内容です。
最近はさらに、
- 自分の問題と、自分以外の人の問題の切り分けができること。
も、自立している1つの条件になるのかなと考えています。
この自立と対極にあるのが依存ですが、私は長い間、夫に依存してきました。
詳しくは
をご覧いただければと思いますが、どんな風に依存していたかというと、思考回路のすべてが夫婦単位になっていたのです。
そして、夫婦仲良く暮らしていることだけが、ゆいいつ、自分に誇れること。
おそらく、夫を隠れ蓑に使うことで、自分への自信のなさを誤魔化していたのだと思います。
ちなみに、夫に依存していた時の私は、夫の一挙手一投足が気になって仕方がありませんでした。
夫がお腹を壊したり風邪をひいたりするだけで異常に心配し、1人で不安になって1人で焦るのです。
この不安と焦り。
これが怒りとイライラを生み出していたのだと思います。
ただ当時は、夫に依存していることがイライラや怒りにつながるとは知らず、夫婦単位で物事を考え続けると自分にとって良くないことが起こるので、
- 自分の人生は自分で切り開かないといけなんだ
と単純に思ったのでした。
そのため、実行したのは、
- 夫の人生と私の人生を切り離して考える。
- 可能な限り、1人で考え、1人で意思決定する。
- その意思決定はもちろん、「私はどうしたいか」を最初に考える。
- 出した結論が、夫やそれ以外の人に影響を及ぼすことであれば、その都度相談する。
のようなことです。
たったこれだけのことなのに、私にとっては大変なことでした。
まず「私はどうしたいか」の答えがなかなか出せないのです。
そして、その答えが出ても、その答えに自信がないので、夫に依存していた時以上に不安や焦りが出ました。
あと、子なし夫婦なので、経済的にも精神的にも自立してしまったら、夫婦をつなぎとめるものがなくなるのではないかという、変な不安もありました。
そして、あれから1年が経ち、私の自立活動(笑)もだいぶ前進しました。
先日も夫に、「最近まったくイライラしてないけど大丈夫?」と心配されるほどで?
でも、私のイライラの相手をせずに済み、夫は密かに安堵していると思います(笑)
私自身は、少し前まで、お互いが完全に自立している夫婦に対して、冷めた関係をイメージしていました。
でも、信頼の上に成り立つ自立は、お互いが本当に必要としている時、助け合うことだけに集中できます。
だから、冷めた関係にはならないんですよね。
そんな風に思うことができるようになりました。
そして、今回の自立活動で良かったと思うことが1つ。
それは、なんとなくではありますが、理想の夫婦像のようなものが見えてきたのです。
まだ、言葉にできるほど頭の中の整理はできていませんが、簡単に言うと、
- 夫婦揃って心穏やかに暮らす
ということなのですが、その中には、
- 夫婦それぞれが心豊かに暮らせるような努力は怠らず、必要な時にはお互いを助け支え合える関係
があるからこその心穏やかな暮らしという感じです。
今後も、その理想の夫婦像に近づけるよう、自立活動を続けていければなーと思っています。